2010年08月29日

ダイヤ寿司@久米川(初)

西武新宿線の久米川駅に近い新青梅街道沿い、久米川ボウルの向かいにある寿司屋さん「ダイヤ寿司」での宴会レポです。
これはmixiにあるこの店のコミュのオフ会でもありまして、前回は「東村山グルメ日記」のマサさんがレポートしているんですけれど、今回は参加できず、私めがレポートすることになりました。
スタートは午後6時、この日は午後7時まで生ビールとサワー類が半額ということなので、矢継ぎ早にビールをいただきながらお刺身をいただきます。
10082902.jpg
お刺身は上から左廻りにサーモン、鯛、サンマ、マグロ、イワシ、コハダをキュウリで巻いたもの。最後のコハダのキュウリ巻きはマサさんのブログで見たことがあったけれど、これとてもイケます。
そして、とても当たり前のことだけれど、刺身がウマイ。スーパーマーケットで売っているものやフツーの居酒屋のものとは比べものになりません。さすが寿司屋。
10082903.jpg
これはお通し。左からマグロユッケ、青柳のなめろう、じゅんさい。味つけがいいです。シンプルながら濃すぎず薄すぎず。
10082904.jpg
これはホタテ刺。
10082905.jpg
サラダでマグロのカルパッチョが乗っています。
10082906.jpg
ねぎま。右下にある薬味はポールスタアの超七味だそうで、これはまだ発売前だとか。スパイス感がびしっと直撃してきます。
10082907.jpg
本日ある魚のなかからまずは、シンコを握ってもらいました。
10082908.jpg
これは新イカ。
10082909.jpg
鮎焼き。こいつは店主が山形で釣ってきたものだそうです。まるでいやなクセがなく、鮎らしい香りがしますよ。
10082910.jpg
日本酒も飲み始めちゃったりして。この店、ありきたりの(問屋の言いなりに仕入れているような感じでなく)なかなか興味深いラインナップですよ。まずは飲んだことのないものから攻めましょう。山口県のお酒で「長陽福娘」。おおーっ、ウマイ。優美な香りととろりな喉越しの純米吟醸。同じ山口県の私が好きな東洋美人につながる個性と美しさがあります。
10082911.jpg
スズキ刺。
10082912.jpg
これも私が知らない日本酒です。奈良県の千代酒造、篠峯(しのみね)「ろくまる」。なんともよき吟醸香がするのですが、驚いたことに磨きが60%だそうで。いやホントびっくり。45%磨きぐらいの大吟醸かと思ってしまったのに。
10082913.jpg
だんだん記憶がおぼろになってくるわけですけど、シメサバだと思う。
10082914.jpg
これはあれだ。黒焼きそばソースを味つけにつかったカリフォルニアロール。
10082915.jpg
最後に東村山の造り酒屋「金婚」の「屋守」をいただきました。
たらふく飲んで食って堪能しました。お値段は6900円。まー、たまにはこういうこともしなくては。
posted by ぐーたり at 22:48| Comment(3) | 日本酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月01日

麓井・純米吟醸輝ら星の如く

06053102.jpg
米は山田錦、磨きは50%、日本酒度は+3。3150円。山形の酒で「ふもとい」と読む。
ツンとくる酸味があるがいやらしくないバランスに仕上がっている。硬派よりのタイプで、華はないけれど底力を感じる。安心して飲めるお酒。
前回の南は味の変化はなく、無難に飲み終わった。
posted by ぐーたり at 07:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月13日

南・純米吟醸無濾過

06051204.jpg
米は松山三井。磨きは50%。日本酒度は+5。高知県の酒。メインブランドは玉の井という。数年前に別ブランドでこの「南」という銘柄を出した。
磨き50%で3000円だからこれまたコストパフォーマンスよし。ふたを開けるとフルーティーな香りが漂う。飲み口はすっきりして、うまみ、香りともにほどよく乗っている。これは誰に出してもうまいと言ってもらえるだろう。へそ曲がりには「優等生的でつまらん」と言われるだろうけれどね。
前回の明鏡止水は酒質に変化なく、無難に飲み終わった。
posted by ぐーたり at 09:42| Comment(2) | TrackBack(0) | 日本酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月21日

明鏡止水・純米吟醸生

06042001.jpg
米は美山錦。磨きは50%。これで3000円しないのだからコストパフォーマンスがいい。酵母はアルプス酵母と金沢酵母(ダブルで使っているということ?)。
香りよく、まろやかに舌と喉を通過していく。ふんわりときれいな感触。ちょっとだけ甘みが突出していると感じた。優等生的なデキで、個性にはちょっと欠けるかなぁ。
この明鏡止水はやけにたくさんの種類の酒を出している。米を変えたり酵母を変えたりして、いろいろと試しているのだろうか。そのぶん「これが明鏡止水だっ」という押しはないように思う。
前回の三千盛は、なぜかだんだん重たく感じるようになって飲み終わった(と言ってもじっさいに自分が飲んだのは半分ぐらいだけれど)。原酒ではないのに、そんなふうな重さを感じた。従来のさっぱりあっさりとは別の路線を感じさせてくれた。
posted by ぐーたり at 10:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月17日

三千盛・悠醸

06041602.jpg
ある居酒屋で私の知人が酒を注文するとき「マスター、さんぜんもり、ちょうだいっ」と言ったことがあったっけ。「さんぜんもり」ではありません「みちさかり」です。きりっとした日本酒度の高い硬派な飲み口がウリ。しかし酒屋でみかけたこれは、従来のラベルデザインを一新していたので、興味を持って購入してみた。日本酒度は+9とやはり高い。米は美山錦、磨きは45%。値段は3500円ちょい。
まずはするりと口に入り、後からほんのりとしたうまみと香りを残す。やはりこれは従来からの三千盛の味。どう嗅ぎつけるのか、またしても友人が来訪して「うまいうまい」と、これまた気づくと半分も残っていない。
前回の墨廼江はいつものように安定した飲み口を持続したまま飲み終えた。
posted by ぐーたり at 08:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月10日

墨廼江・中汲み純米吟醸酒

06040902.jpg
いつもの酒屋(小暮酒店@所沢市北野)で選択に迷ったので「迷ったときは墨廼江」。
どういうわけかこういう時に限って友人が訪問してくる。気づくと一升瓶が半分以上空いている。これまでのように、なにか一部分が主張することない上品な酒質。キャッチーではないけれど懐が深い感じ。
前回の天明。飲み進むにつれ、酸味の尖りは消えていった。そうなるとやや平板だけれど、邪魔にならない感じで飲み終えた。やはり空気に触れることで変化していく酒もあるわけだ。だから、銘酒を揃えてある居酒屋で一合だけ飲んだとしても、その瓶の最初の方と最後の方ではけっこう味に変化があることもあるだろう。また、これみよがしに蛍光灯を点灯させた冷蔵ショーケースを誇示しているような店もある。考えてみれば営業時間中は蛍光灯の光にさらし続けているわけだから、やはり酒質は劣化していくはずだ。
posted by ぐーたり at 09:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月25日

天明・無濾過本生純米

06032402.jpg
福島の酒で使用米は五百万石。かなりツンとくる酸味がある。ちょっと苦手なタイプだ。瓶を見ると出荷が1年前だ。いつもの酒屋ではないところで買ったので、これ、もしかしたら酒質が変化してしまったのかもしれない。冷蔵保存はされていたのだが、店の出入り口に近いところにあったので、紫外線の影響を受けていることも考えられる。なにしろ冷蔵ショーケースの蛍光灯でさえ酒質を劣化させるそうなので、客がいないときは明かりを消している酒屋さんもあることだし。
前回の『金婚』は4合瓶だったのですぐに飲み終えた。飲み進むうちに化粧がはがれていった。で、素顔は平凡だけれどそんなに悪くない、どんなツマミにでも合うタイプの酒だった。
posted by ぐーたり at 08:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月18日

金婚・中取り生原酒仕込十九号

06031704.jpg
4号瓶入りで1500円強。米は八反錦、磨きは55%。純米吟醸で無濾過。
甘みをベースにして香りもあり、つまみを選ばずに飲める。しかし素顔の美人ではない感じ。化粧している印象だ。無濾過と銘打っているのだから、多少ブサイクなところがあった方がいいと思うのだけれど、そこまで自信がもてなかったのかな。
前回の「想天坊」は、最後まで飽きることなくブレることなく、じっと脇役に徹して飲み終わった。これはこれで見事なバランス。
posted by ぐーたり at 08:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月02日

想天坊/特別純米

06030102.jpg
いつもの酒屋で「お、知らない酒だ」と手にして裏ラベルのデータを見ていると、店主が出てきて「それ、新潟の酒ですが、新潟っぽくないデキですよ」という。「ほお、いいね、じゃ、これいただきます」と買ってきた。家に戻ってふと「ん、あの店主、私の好みを知ってるな」と気づく。
新潟県は長岡市の酒。高嶺錦という米で仕込まれている。掛米の磨きは60%。価格は3000円弱。
なるほどふくよかなうまみを感じる。何かが突出しているわけではないから、毎日飲んでいるうちにじんわりとなじんでくるタイプのようだ。
前回の奥播磨は、うまさの見通しのよさが、最後には飽きにつながっていったように思う。
posted by ぐーたり at 08:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月18日

奥播磨・芳醇超辛

06021702.jpg
スキのないつくりで、どっしりとした風格のある酒というのが奥播磨の印象だった。しかしこの赤いラベルの新作はうまみの見通しがいい。こまかく区切られた日本家屋から、吹き抜けのある今どきの家に変化したような感じ。磨きは55%、米は山田錦+夢錦。日本酒度が+9らしいが、そこまで辛口には感じない。というより「芳醇超辛」のサブタイトルのように、芳醇さをキープしたまま日本酒度を上げたことが、見通しのよさにつながったのだろう。価格は3000円ちょいなので、コストパフォーマンスも高い傑作。
前回の清泉は最後まで変化することなくさくさくとした飲み口で楽しめた。
posted by ぐーたり at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月28日

清泉・しぼりたて純米吟醸

06012604.jpg
「夏子の酒」のモデルになった蔵元。新潟の酒らしくさっぱりとした美しさ。すずしげな美人という感触。個性的というよりも、最初にステキだという感想が出てくるタイプですな。磨きは55%。
前回の東洋美人は、美人は生もの、って感じで、どんどん劣化していった。最後はとがったような舌触りまであったように思う。劣化しっていったわけだけれど、変化する酒は繊細な酒でもあるわけで、そのはかなさが楽しめた。
さて、お気づきかどうか、カテゴリを細分化しました。「うどん」が150にもなって、しかし「いいや、ほおっておこう」という気持ちもあったのだけれど「武蔵野うどんのリストはつくらない」というポリシーがあるので、おおざっぱに地域別にしただけにとどめた。ま、これでいいでしょう。またどこかが突出的に増えたら、それに応じて変えていけばいいわけだし。
posted by ぐーたり at 00:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月11日

東洋美人・純米吟醸おりがらみ

06010904.jpg
5月4日にレポしたものと同じ。山田錦、55%磨きで3000円しないスグレモノ。前回のレポでは「重たい」と記述しているけれど、重ための酒が続いたせいか、それは感じなかった。それよりも、あの「正雪」をも上回るフルーティーな香りがまさに美人って感じ。つまみいらずでクイクイいけてしまう。
posted by ぐーたり at 09:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月04日

岩の井・純米

06010202.jpg
これももらいもの。磨きは65%。なのでそれなりの味。やや重たい関東酒。平凡と言えば平凡。無難と言えば無難。
蔵があるのは千葉県御宿町。サーフィンで有名だが、サーフィンと日本酒は結びつきにくい。それよりも南隣りの大原町にある木戸泉と兄弟蔵であると言った方が日本酒通にはピンとくるだろう。さらにその南隣りの勝浦市には、東灘という酒と「夏子の酒」のロケにも使われた腰古井と2つも蔵元がある。このご時世、酒どころのイメージがないのに、こんなに集中して蔵元があるのは珍しいと思う。きっと何か理由があるのだろう。
前回書いた「梅錦」は大晦日にやってきた友人たちによってあっという間に飲み干されてしまった。
posted by ぐーたり at 09:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月31日

梅錦・大吟辛口

05123002.jpg
いただきもの。4合瓶入りで2000円ぐらいするもの。
磨きは50%、米は山田錦という鉄壁の布陣。約25年前の純米酒ブームのときのなにかのランキングで、この酒は「西の横綱」になった。つまり全国ベスト2に入ったわけだ。しかしその後、新興勢力のなかに埋もれてしまっていた。愛媛の蔵元なので、なかなか東京では見かけないということもある。
酒質は重い。関東酒に近い。全体に甘い傾向がある愛媛酒のなかでは異色の存在だったのかもしれない。華やかさには欠けるところが日本酒ブームのなかで沈んでしまった原因かもしれない。しかしこのテの酒のいいところは「酒を飲んだ」という満足感があることと、そんな存在感を示しつつ、つまみの味の邪魔をしないということ。つい日本酒についての感想を書くと、その酒単体での評価になってしまうのだが、酒だけをグイグイ飲む人はそんなにいないわけで、声高に自己主張しない酒ってのはもっと評価されるべきだろう。
ただ、濾過がきつめで香りがまったくないのはちょっとやりすぎかと思った。「吟醸」の銘を入れるからには香りは欲しい。香りを捨てるなら吟醸の文字は外した方がカッコいい。
前回の「花山亭」だが、どんどん味が変化していった。あとになるほど酸味とうまみのバランスがよくなっていった。
posted by ぐーたり at 09:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月18日

花山亭・山廃純米

05121702.jpg
磨きは60%、米は美山錦、価格は2500円ちょい。この蔵元の酒はもともとは「常きげん」という銘で、今もその名で出している。それが山廃酒で有名な菊姫から杜氏が移籍してきて、新ブランド「益荒男(ますらお)」を発売した。この「花山亭」は第3のブランドということになる。
山廃という酒づくりの方法は、乳酸菌を野生のものに依存するつくりかた。そのために酸味が突出した酒になり、関東酒とはまた違った重い風味が支配する。この酒もそんな感じだった。一般受けはしないが、特定のファンはがっちりと掴んでいる酒だろう。
前回の扶桑鶴だが、とくに変化なく普通にうまく飲み終えた。
posted by ぐーたり at 09:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月01日

扶桑鶴・雄町純米吟醸

05113002.jpg
通常の扶桑鶴とはラベルの色などが異なるものが目についたので購入。米は雄町、磨きは55%、酵母は協会9号。値段は3000円弱。
一時期、神懸かり的にうまかった時に比べるとフツーのうまい酒になった感じ。あまり関係ない話だが、この蔵元のある島根県益田市出身のプロレスラーには豊田真奈美と日高郁人がいる。スカパーのプロレス番組を見ていると、このどっちのレスラーでだったかは忘れたが「出身の益田市はほかに全国的に知られたものがない」とアナウンサーが言っていたっけ。反射的に「扶桑鶴があるだろゴルァ」と吠えてしまった私。
前回の墨廼江はいつものように最後までおいしく飲み終えた。味に変化はなく、安定していた。
posted by ぐーたり at 08:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月22日

墨廼江(すみのえ)・中汲み純米生

05112103.jpg
私の定番の酒。ブログで日本酒について書き始めてから、ついラベルがよかったり、これまで飲んだことのない酒を選んでしまっていた。なのでひさびさだが、ここ数年のうちではもっとも多く買って飲んでいる。そのわけは後述するとして、2500円弱の価格で磨きが55%。このスペックだけでコストパフォーマンスがよいことが予想されるが、香りもあり、キレもあり、のどごしもよい。ハデさ優美さはないけれど、見事なバランス。
というわけでよくできた酒だが、特別に入れ込んでいるのは恩義があるから。『自然流日本酒読本』という本がありまして、その著者である福田克彦さんはドキュメンタリー映画制作集団の小川プロにいた人で、私も面識があった。その福田さんが亡くなられ、追悼する集まりをおこなった。そのとき、『自然流日本酒読本』で福田さんが取材した蔵元にも連絡を入れたところ、いくつかの蔵元が酒を届けてくれた。そのなかで、この墨廼江酒造からいただいた酒は、なんとラベルのついていない鑑評会出品用のシロモノだったのだ。これはもう、日本酒というものはこれほどまでのモノになることができるのかというほど衝撃的なうまさだった。
というわけでそれ以後、日本酒を買う時は「どうしようか迷ったら墨廼江」ということにしている。
さて前回の「黒松翁」は最後まで味に変化はなかった。これがアルコールを添加している効果なのかもしれない。味のピントがぼけるけれど、酒質は最後まで安定する。したがって最後まで「うまいが平凡」という印象だった。そうすると飲んでいて「あれ、いま飲んでいるのは何だっけ」と、しばしば忘却してしまう。ま、それはそれで声高に自己主張しない酒ってことにもなるのだけれど。
posted by ぐーたり at 10:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月03日

黒松翁・大吟醸雄山錦生詰

05110107.jpg
米は雄山錦(おやまにしき)という聞き慣れないもの。磨きは50%。しかし3000円を切る価格。酵母は自前のもの。
どこか突出した特徴はないものの、じっくりつきあえる感じの酒。控え目で、つまみのうまさを引き立てる役目に徹しているような酒と言ってもいいでしょう。含み香あり。
さて前回の手取川だが、最後までバランスは崩れていたものの、突如として手取川独自のうまみが顔を出すことがあった。言葉で表現することが難しいのだが、舌をなでて通り過ぎるような優美なうまみだ。1万円級の酒だとあたりまえのようにあるうまみ。これがチラリと顔をのぞかせ、また隠れた。どちらかというと不出来な顔の女が、ある表情をある角度で、ある光線状態でだけ絶世の美女に見えるようでおもしろい。
posted by ぐーたり at 11:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月11日

手取川・山廃純米/ひやおろし無濾過生詰

05101001.jpg
実売価格は2700円ていどのもの。使用米は山田錦100%。磨きは65%。通常のものとはラベルが違う。限定販売らしい。
まず甘さがくる。やはり磨きが65%だからか。この蔵元らしい切れ味がなく、平凡な仕上がり。う〜ん、何年か前のひやおろしは絶品だったんだが。純米で山廃、さらに無濾過ということで、まったく後からのコントロールができないわけなのでしかたがないか。映画に例えればモノクロ、サイレント、順撮りって感じですか。いやちょっと待てよ、もっと正確に当てこすってみよう。純米はサイレント(音をつけない)でいいだろう。山廃は「プロの役者をいっさい使わない」。無濾過は「オプチカル処理とタイミング調整なし」だな。
前回購入の「富久長・秋櫻」だが、飲んでいくうちに驚くほど酒質が変化した。ないと思った香りが出てきて、隠れていたうまみも露出してきた。つまり出荷が早すぎたのですな。しかし秋櫻(コスモス)という名の軽やかさとはうらはらに、最後まで重さと独特の苦みがある酒だった。カツオをつまみにした時は、苦みどうしが喧嘩して、まったく合わなかった。
posted by ぐーたり at 09:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月26日

富久長ひやおろし吟醸/秋櫻コスモス

05092304.jpg
2300円ほどの酒。データなどは記載されてないが磨きは60%らしい。米は「山田錦など」とちょっとあいまい。
香りはそれほどなく、やや甘みがあり、苦みと近いところにある独特の風味を持っている。独特と言っても唯一というわけではなく、以前、越の白雁などでも感じたことのある味だ。
前回の明鏡止水は、飲み進むうちに重さを感じてきた。ずしっと中身がつまっている感じで、すいすい飲んでいく快感はないのだが、少ない量で「日本酒を飲んだ」と満足する感じ。結果的にはコストパフォーマンスがいいということになる。
posted by ぐーたり at 08:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月04日

明鏡止水/ひやおろし特吟

05090302.jpg
使用米は山田錦。磨きは50%。酵母は金沢酵母。これは純米でなくアル添(醸造用アルコールを加えている)。日本酒度は+4。
9月になったばかりだが、もう「ひやおろし」が各種登場してきている。そのひとつ、長野の明鏡止水を買った。
まずは新潟酒のようなすっきりとした口あたり。舌の奥の方でぱっと花開くようにきれいなうまみが広がる。香りはあまりしない。
前回の「正雪」だが、なんとなく最後の方は「フツーの酒」に感じた。空気に触れることで急激に劣化していくタイプなのかもしれない。
posted by ぐーたり at 10:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月22日

正雪・山影純悦 吟ぎんが/純米吟醸

05082201.jpg
米は岩手産吟ぎんが100%、磨きは50%、日本酒度+2。
正雪は日本酒数あるなかでもずば抜けたフルーティーな香りで知られる。しかしこの「山影純悦」では香りの突出を手控えてバランスのよさで勝負。超絶微妙なバランスのよさを実現していながら、含み香(日本酒を口に含んで、口内の空気を鼻腔へ送って感じる香り)にはまぎれもなくあの「正雪」の香りがするじゃないですか。よく、日本酒のフルーティーな香りを「リンゴのような」と形容するけれど、この酒に限っては「バナナのよう」と形容される。それほど濃厚で芳醇な香りなのだ。
磨きも50%。堂々たる大吟醸でありながら、なんと価格は3000円を切っている。ひとつまえの天覧山純米吟醸と同等の値段なのだ。こんなに良心的で大丈夫なのか神沢川酒造場さん(静岡県由比町)。
さてひとつ前の天覧山純米吟醸だが、気さくな感じで飲み終えた。味の変化はとくになく、最後まで安定していた。酒それじたいの主張はなく、つまみのうまさの引き立て役に徹しているような感じ。美人で繊細な女とつきあって気疲れするようなことがない、気さくなご近所のスナックのママって感じですかね。
posted by ぐーたり at 20:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月10日

天覧山・純米吟醸

05080904.jpg
使用米は美山錦、磨きは55%。
埼玉県飯能市の酒。蔵元はラーメン店、無尽蔵から川の方へ下ったところにある。家の近くの酒屋に置いてあったこともあって、以前はちょくちょく飲んでいた。今回久しぶりに購入してみた。
ふたを開けるとじつにいい香りが立ち上ってきた。つい期待してしまったが、飲んでみると甘さが前に出て来てしまってあまりよろしくない。金婚@東村山と同傾向の酒質だ。
しかし酒は飲み進むうちに味が変化してくるもの。これまで最初の印象だけを記してきたが、これからは前回紹介した酒の「飲み終えての印象」も書くことにしようと思う。
「梵」のゴツゴツした印象は最後まで変わらなかったが、つまみとの相性が悪いとホント不味く感じたことがあった。バランスの悪さは個性ではあるけれど、時には単に粗暴なだけのものになってしまうわけだ。
posted by ぐーたり at 09:09| Comment(2) | TrackBack(0) | 日本酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月26日

梵・ときしらず/純米吟醸

05072504.jpg
福井県は鯖江市の酒。米は五百万石100%使用。磨き55%。氷温にて5年熟成させたとのこと。
まずは濃くて芳醇な重さにドンと突かれる。しかし鈍くはない。切れがチラチラと見える。華やかさ、バランスのよさではなく、これだけで飲ませてしまう力強さを持っている。なのでつまみは味のうすいものが似合うだろう。1升で3000円を切る価格なのでコストパフォーマンスにも優れている。
posted by ぐーたり at 09:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月14日

琵琶のさざ浪/純米吟醸無濾過生

05071305.jpg
この酒質で2500円台で買えるのだからコストパフォーマンスは抜群にいい。この蔵元はしばらく酒づくりをやめていたが、気合いを入れ直して10年近く前に再開したらしい。私はいつもの酒屋でこれを購入したところ、なんとアンケート用紙を渡されたので驚いたことがある。まるで自主製作映画の上映会みたいだ。
ちょっとひさしぶりに購入して飲んでみた。相変わらずいいキレ味をキープしている。少し重たく無骨な感じなのは関東酒の特徴だ。まとまりには欠けるが、若さとも言えるエネルギーがあふれていてカバーしている。
posted by ぐーたり at 09:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月30日

雪の茅舎/三石小仕込み@秋田県由利本庄市

05062903.jpg
ゆきのぼうしゃと読む。由利正宗という酒を出している蔵元の別ブランド。
山田錦、50%精米、自社酵母。これで3150円なのでスペック的にはコストパフォーマンス高し。ではお味は。
ふわりと香りがたちのぼる。口に含むとやわらかく、華やかなうまみが広がる。落ち着いたバランスのよさとか切れ味はない。にぎやかに美しくまとめている。のどごしの余韻や引きずるうまみは感じなかった。というわけでまずまずの品。
posted by ぐーたり at 09:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月05日

天法/純米吟醸無濾過生

05060501.jpg
うどんのエン座のところで「磯自慢」が品切れであった旨の記述をした。じっさいこの酒は入手困難度が非常に高い酒として有名で、おそらく困難度ベスト5に入るのではないか。私も日本酒にハマりはじめた当初に磯自慢に出会い、驚き、見かけるたびに注文したものだが、フラレること多数。
で、この天法、無名の小さな蔵元であった磯自慢をそこまでの人気に高めた杜氏が移籍してつくっている酒なのです。しかもめちゃくちゃ良心的な価格設定。これ、純米吟醸無濾過生で一升が3150円なのだけれど、精米歩合は麹米45%、掛米49%、使用米は山田錦と美山錦。つまりまったく手を抜いていないどころか、どうどうたる大吟醸なのです。酵母は協会1401号。日本酒度は+3といいバランスを予感させる。
飲んでみてなるほど、清冽な切れ味、上品な香り、これはどこに出しても恥ずかしくない酒ですな。
posted by ぐーたり at 22:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月31日

寿月 純米吟醸無濾過生

05053101.jpg
寿月の杜氏は鈴木優子さん。女性杜氏はまだまだ珍しい。ラベルは同じだが、1ランク下の純米吟醸は1升が3千円を切る価格でおいしくてコストパフォーマンスが高い。私の叔母にこれを飲ましたところ「これ、買って帰る」と言うので酒屋まで連れていったことがある。
その点、こちらは1升3500円ほど。重い。ズシリと重たい切れ味。なのでくいくい飲み進むことはできない。満足感はあるが、個人的にはもうちょっとサラリとしているのが好みだ。
posted by ぐーたり at 23:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月04日

東洋美人純米吟醸おりがらみ@山口県

05050401.jpg
山口県の酒と言えば思い浮かぶのが「獺祭(だっさい)」。この東洋美人もその獺祭の傾向を思い出させてくれる。関東酒に似た重い切れ味の奥に、うまみが鎮座している。これが本来的な意味での辛口ってやつだ。
フツー、ラベルの裏に使用米や精米歩合が書いてあるはずだが、なんにもない。しかし調べてみるとこれ、米は山田錦で精米歩合は55%とじつに立派なもの。それを表記しないところに自信がうかがえるじゃないの。いい酒です。これで一升が3千円しないので、コストパフォーマンス高し。
おりがらみってことで瓶の底に白雲のような澱(おり)がある。なぜか瓶を振ってまぜる人がいるけれど、それはちがうでしょと思う。澱(おり)の混ざりぐあいでで味の変化があるはずだから、ここは素直にそれを楽しむべきじゃないかな。
とここまで書いて「ぜひ私も入手したい」という人もいるのではないかと思った。この日本酒、所沢市の北野天神そばのこぐれ酒店で買いました。ここ最近、このブログの最初に書いたような、撮影に出向いた土地で買う以外は、だいたいここで買っています。なので日本酒について書くことは特定の店の宣伝になってしまうけれど、ま、しゃーないかな。
posted by ぐーたり at 22:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月28日

ぐーたりブログ移転スタート!

RIMG0001.jpg
こちらに移転してきました。前歴はさるさる日記というところで「ぐーたりのラーメモ帖」として2004年10月下旬にスタート。ラーメンのレポとして続いていたのですが、最近になって急に武蔵野うどんにのめり込み、うどん店探訪日記になっていました。そもそもはラーメンだったので、ネット上にあふれるラーメン画像にわざわざ付け加える必要はないと思っていたわけですが、うどんになると画像がけっこう少ないのね。そこで移転を考えはじめたわけなのです。
で、どうせ移転するならラーメンやうどんに限らず、それ以前にのめり込んでいた日本酒なんかも含めたブログにしようと思い当たり、しょっぱなは日本酒画像でスタートします。
これ、左は山梨県冨士河口湖町の井出醸造店の「ひやおろし生」。これは変わっていて、ラベルの表裏に印刷がされていて、「ひやおろし」の文字は瓶のうしろからでないと見えない仕掛けになっている。おもしろい。けれど、味はちょ〜っと香りを乗せ過ぎ。くどいなぁ。バランス壊れているし。
右は茨城県大洗町の「月の井/純米吟醸生」。海辺の町の酒蔵。切れ味重たい関東酒。うまいけれど4合で1800円強の値段に見合ううまさではないなぁ。
というわけでべつにオススメの酒2つというわけではないんです。まんなかにあるぐい飲みは私が常用している沖縄産の品。さて、ふたつの蔵元、河口湖町と大洗町を地図で直線で結ぶと、その線の上、やや富士山(河口湖町)よりのところに東村山という町があります。私はここに住んでいます。なのでこれからの飲み食いレポは、この町を中心に、仕事がらみで出かけた先も含めたものになる、というわけ。
なお、以前の「ラーメモ帖」のログについては、デリートされる前に「ムエン通信」というサイトの「へんなものファイル」というページの中に収蔵しておく予定です。リンクのさせ方がわからないのですが、ま、「ムエン通信」でぐぐってみてください。
posted by ぐーたり at 23:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本酒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする