

最初に表題とは別のうどん店で食べられなかった話を書く。
茨城県結城市に用事ができたので、用事が済んでから東となりの筑西市のさらに東となりの桜川市にある「山ぼうし」といううどん店に出かけた。ここは昨年2013年の開店だがテレビ朝日「人生の楽園」で見て「そのうち食べてみたい」と思っていたところだった。
到着してみると中で飲食する人のざわめきが聞えたので扉を開けて中にはいった。すると、飲食している人のなかから、おじさんが吸っていた煙草を灰皿で消して立ち上がった。そのとき「ちっ、また来やがったか」という顔をしたので営業していないということは察せられた。
聞いてみると日に50食だけうどんをつくっているが、予約だけでなくなってしまうとか。おそるべしテレビの効果よ。「それなら明日、開店と同時に来ます」と言ったが、それではダメだと言う。朝の8時に、店まで来て、予約の用紙に書き込んでもらわないとダメだ、と。電話ではだめ、必ず一度店まで来て、予約して、開店の11時すぎにまたきてもらいたい、とのこと。
そうすると翌日のスケジュールがずたずたになってしまうので「必ず開店時に来ますから」と懇願したがだめでした。
開店の時間までには50食分の予約が埋まってしまうそうです。こりゃハードルあまりにも高すぎ。あきらめました。おそらくはもう訪問することはないかも。
さて翌日、小山市で表題の店を訪問しました。
何かの居抜きで入ったのでしょうけれど、いかにも資本系な店内の内装。
肉汁うどんのアタマに「開運」とつけられているので何か由来があるのかもしれない。
食券を渡すとまず小鉢で油揚げとピーマンを甘辛く味付けしたものが出てきました。
しばらく待って茹でたてうどん到着。明るいクリーム色です。イワイノダイチという小麦の粉らしい。噛み締めると風味、うまみをそこそこ感じます。もちっとした食感もあってバランスいい。つけ汁も具だくさんで肉も柔らかく汁のうまみも出ています。
何か突出したところがあるわけでないけどバランスいい肉汁うどんでした。
店内に置いてあったパンフを見ると、自分が訪問した城山6-1-4の前からある店舗のほかにも道の駅思川店(下国府塚25-1、無休で10時から20時半)と小山駅の駅ビル店(無休で11時から20時半)があるとのことです。
無休で11時から21時半。

「山ぼうし」は随分前に訪問しましたが、普通に美味しい手打ちうどんという印象でした。
今の盛況を聞くに、TVの宣伝効果に驚くばかりです。
小山市というと、隣の下野市にある「下野うどん草庵」という店が麺質・だし共に程良かったです。
(距離があるのでおいそれとは行けないのですが…)
下野うどん草庵は未チェックでした。「いつか行くべし」リストに入れときます。