
熊谷駅の構内、改札を出てすぐのところに武蔵野うどん店があると聞いて、気にはなっていたが、ロードサイド店みたいなものだろうと勝手に想像していた。
しかし一度は訪問してみようということで。
改札の目前と思ったが、それらしい店がない。きょろきょろ探してしまった。
出て目の前というわけではなく、改札を出てそのまま50メートルほど進んで、突き当たりを左へまた50メートルほどのところにある。間口が一間ほどなのでモスバーガーに隠れて見つけづらかったけれど、確かにありました。
店の前に券売機があって、店はカウンタだけ。
メニューには「ぶっかけ」の文字も見えるので、さらに期待できないという気分に。
しかしいきなり小さなすり鉢が出てきて「自分で七味を作れ」という。
なにこれ、面白い。
すり鉢でゴマをすりすりして、小瓶のスパイスをちょっとずつ追加していきます。

そうこうしているとうどんが出てきた。
量は少なめ。300gぐらいかな。茹で加減は柔らかめ。
しかし噛み締めてみて驚いた。豊かな風味がぶわっと立ち上ってきます。これはなかなか。
つけ汁が負けています。むしろ生醤油をちょっとかけていただきたいほどだ。たまごかけごはん用に弓削多醤油のたまごかけ醤油が卓上に置いてあるから、ここは弓削多の生醤油が欲しいなんてぜいたくなこと考えたりして。
まったく期待していなかったぶん、意表を突かれました。
無休で10時半から20時。
