
福岡市でのうどん談義のあと、「小倉駅8番ホームのうどん」をオススメした人から、再度「絶対うまいから食べてみて」と念押しされてしまいました。
では食べてみましょう。「8番ホーム」と言われたけれど、7と8番のホームにあります。看板に大きく「かしわうどん」と書かれています。
うどんを湯がいてさっと出てきます。ホームの立ち食いですから、うどんは味も硬さもないもの。スープは透明で、飲んでみると平板などうってことない味なのですが、ヒミツは「かしわ」にあります。
「かしわって鶏肉の天ぷらのことでしょ。讃岐うどんによくある」と言った私に、オススメした人が、
「ところがひき肉なんですよ」と説明してくれたように、そぼろと表現するよりもかなり細かく砕かれた鶏肉に味付けがされています。ここからスープに味がしみ出していって、どんどん複雑で完成された味に変化していくしくみ。
おお、そうか、ラーメンの魚粉投入に似た発想ですね。なので、最後の方でスープを飲み干そうとすると、喉にひっかかります。
この発想はもっとほかの立ち食いうどん、そば店でもまねすればいいのにね。
紹介されたときの新聞記事が柱に貼ってあって、そこで記事タイトルの「ぷらっとぴっと4号売場」という店名が判明。その新聞記事にも書かれていましたが、ここと鳥栖駅(佐賀県)ホームの店舗も経営がいっしょで、おなじかしわうどんが食べられるそうです。

最後の器の底に残ったネギとかしわのカスを
ダシ汁と飲み干す幸せ…
今は、さいたま市在住のため食べれません…
けっこう工夫すれば自宅でも再現可能かも。